日本株・米国株に関して、「これだ!!」と思える投資方針が決まったので自分の考えをメモしておきたいという気持ちと、誰かの参考になればという想いからこの記事を作ることを決めました。
長い前置きは好きではないので本題に入りましょう。
2021年度前半の投資方針と振り返り
2021年度前半の投資方針は以下の記事にまとめてあります。今回は解離点(方針と異なる部分)のみ振り返りたいと思います。
【投資】 2021年3月までの実績と2021年度の方針
投資歴三年目の投資家の実績公開。株主優待、高配当株投資、米国株、日本株、仮想通貨、つみたてNISA
・楽天証券(米国株投資)
投資方針と大きく異なることはあまりないのですが通信セクターの「T」と「VZ」は全て売却しました。「T」については、スピンオフの影響で「株価暴落」「減配懸念」「株式の一般口座への自動移動」などなど当初想定していたシナリオと異なることが起きたのが理由です。「VZ」については10年以上の連続増配中ですが私のメインの投資先である「VIG」には含まれていません。VIGが除外対象にしている銘柄をあえて保有する必要はないと判断し売却を行いました。他にも日本の通信セクターではKDDIやソフトバンクといった優秀な高配当銘柄があり、そちらに投資すればいいと思っています。
・PayPay証券(GAFAM投資)
口座開設したものの複数の口座を管理するのは手間がかかりますので、PayPay証券を使うことはやめました。
S&P500の比率もGAFAMが大きいですし、QQQなどのETFを経由して投資すれば良いと判断しました。
・ネオモバ (高配当・優待株コツコツ投資)
私も驚きなのですが、2021年7月でネオモバを引退しました。
保有していた単元未満株は全て売却して、単元株は楽天証券に移管させました。
株式の移管自体は、NTTドコモのTOBで経験済みでしたのでかなりスムーズに行うことができました。
引退した理由なのですが、大きく以下の四つになります。
①コツコツ買い付けを行うのがめんどくさくなってきた
②はがきや封筒が大量に届くようになり、処分するのがめんどくさかったり、環境的に良くないと思うようになった
③買い付けを分散するために、少量を数日に分けて購入していたら想定していた以上に平均取得単価が高くなっていた
④テクニカル分析の勉強や投資経験を積んできたことにより、ある程度値動きが分かるようになってきた
日本の高配当・優待株投資は継続しますが、これからは楽天証券で単元のみの取引を行っていく方針です。
現在のPF
日本株のPFは公開していないのですが、現在は12銘柄の高配当及び優待株に投資を行っています。年間配当利回りは4.3%程度です。日本株と米国株の投資比率は「日本株:米国株=6:4」となっています。
米国株のPFは以下になります。(2021/8時点)
今後の投資方針
・全体
投資信託の定期買付は設定を変えずに毎月5万円投資を行う予定です。日本株と米国株の投資比率については米国株の割合を増やしたいので。2021年中にそれぞれ50%になるように調整し、2022年には米国株を70%にしたいと思っています。
・日本株
大きな投資方針の変更はなく、高配当、優待株を割安なタイミングで仕込んで放置する戦略をとっていきます。バリュー株のみを購入し、グロース株への投資はアメリカで行うこととします。受け取った配当金は基本的には米国株への投資に使うようにする予定です。
・米国株
タイトルにもありますように「グロバリュローテ戦略」を今後取っていきたいと考えています。私が勝手に名付けたですが、「グロース株とバリュー株のローテーション戦略」のことで「スタイルローテーション」とも言われる戦略です。
過去の実績を振り返ってみても、「バリュー株が強い時期」と「グロース株」が強い時期と分かれていますし、その時の状況に合わせて投資比率を変更するようにし、効率良く資産運用を行っていきたいと思っています。
私の中ではVIGがバリュー株のポジション、VUGがグロース株のポジションでPFを作り投資比率は以下にする予定です。
VUGをPFに組み入れようと思った理由については、SPYDの穴を埋めるためのETFを探していて、VUGがVIGとの相性がとても良く、長期投資に適していると判断したためです。(VUGについては別途記事作成予定なので本記事では簡単な説明のみにしておきます)
VUGとは「バンガード・米国グロースETF」という名前で、米国市場のグロース株に分散投資できるETFです。組入銘柄数は約280社で、上位構成銘柄はお馴染みGAFAMで35%を占めています。経費率は0.04%と良心的な設定になっています。
S&P500との株価推移を比較してみると5年間で60%アウトパフォームしています。
(引用:Seeking Alpha)
VUGはQQQとよく比較されます。QQQの方が正直過去のパフォーマンスは良いです。それでもあえてVUGに投資することにしたのは、QQQは経費率が0.20%、組入銘柄が100、ナスダックに上場していない企業には投資できない。などなど長期的に保有するのであればVUGの方が分散も効いていて経費率も低いため、安心して保有し続けられると思ったからです。長期保有できない銘柄に投資してしまうと、タイミングをみて売却しないといけないですが、利益確定した時点で税金がかかるため、運用効率も悪くなってしまいます。また、VUGが連動する指数は素晴らしく私の投資方針にもマッチしていました。
話を戻しまして、VUGとVIGの投資被りを確認してみると21%でセクターも被りが少ないので相性抜群です。
(引用:etfrc.com)
まとめ
大きな投資方針の変更はないですが、1年間本格的に投資を勉強してきて、シンプルなPFになってきたなーって思いました。以前は日本株でも30社とかに分散していたり、米国株も10銘柄以上保有していましたが、銘柄数が多いと管理の手間もありますし、ストレスになる部分もあります。如何に楽して代表指数をアウトパフォームできるかを今後も考えていきたいと思います。
米国株については、ディフェンシブな銘柄で構成されているのにもかかわらずS&P500レベルの成績が期待できるVIGと、S&P500をアウトパフォームしているVUG。この二つを組み合わせたらどうなるのか今後に期待ですね。